行間を埋めるブログ

前層の層化~層空間(エタール空間)を用いて~

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では現代よくとられる標準的な層化の方法を紹介した。

ここでは層空間(エタール空間と呼ばれることもある)の概念を導入して層化を行う。層空間は古い文献では層として扱われていたりする。

文献3の『アファインスキームの構造層について』にはハーツホーンのアフィンスキームの奇妙な定義の''導出''が書かれている素晴らしい内容となっているが、このpdfは3節まででアフィンスキームを構成し、4節の内容はラストの''導出''に行く前は本記事の内容の系となる内容からなっている。であるから、本記事を読んだ読者であって既にアフィンスキームを知っている方は直ぐにラストの''導出''を読める。是非読んでみて欲しいと思う。一応結論を軽く言っておくとあの奇妙な条件は本記事で具体的に構成した層化のその構成に依っているのである。